NetBSD on Tadpole 3GS (microSPARC) 設定その2

前日からの続き
ネットワーク設定いろいろ


起動時に $hostname 云々のエラーが出てるので
/etc/myname を作成、中身はそれっぽい FQDN を記入
tadpole.localnet


続いてインターフェースの設定 (static編)
  ifconfig -a
してインターフェース名を確認 le0 だった。


設定ファイル (ifconfig.if 形式: if がインターフェース名) 詳細は man ifconfig.if
/etc/ifconfig.le0
inet 192.168.0.13 netmask 0xffffff00 media 10Base5
実際には 10Base-T なのだけれどインターフェースが MAU (トランシーバ)なので media 項目は 10Base5 なのだ。※10Base-5 な MAU なんて10年近く見てない気がするする。


/etc/mygate
192.168.0.10


DNSの設定
/etc/resolv.conf
nameserver WWW.XXX.YYY.ZZZ   ※使ってるISPとかが提供してるDNSIPアドレスにする。


DHCP環境であれば上記の様にIPアドレスをstatic(静的)に設定する必要なし


とりあえず、これでインターネットに出れる様になった。
再起動してみると今度は Postfix とか pkg_add とかで IPv6 のエラーが出たりした。
今の環境(ISPIPv6未対応)では IPv6 でインターネットに出れないので設定ファイルを修正


/etc/netconfig
#udp6 tpi_clts v inet6 udp - -
#tcp6 tpi_cots_ord v inet6 tcp - -


上記の様にコメントアウトしてネットワーク設定を更新
  /etc/rc.d/network restart


# PostfixIPv4のみに変更
/etc/postfix/main.cf
inet_protocols = ipv4


Postfix の設定を再読み込み
  /etc/rc.d/postfix reload


因に postfix の設定変更は postconf コマンドで行う方が良い
その場合は下記コマンド
  postconf -e inet_protocols='ipv4'


あと postfixOP25BISPからメールを送る場合の対応方法
→基本的には Submission ポート(587)を使うのだけれど、送信先が全てSubmissionポートに対応している訳ではないのでOP25Bで送信を制限されないリレーホストを使う事になる。
で、リレーホストの Submission ポートを必ず使う場合の設定が以下の通り
MX-SERVER:OP25Bで送信を制限されないリレーホスト(IPアドレス or FQDN)


  postconf -e relayhost='MX-SERVER:587'


次に、ssh でログイン出来る様にする設定
ssh でログインするための条件

  • ログインユーザが root 以外、一般ユーザでログインして、必要に応じて su - とかする。
  • ssh クライアントの .ssh/known_hosts に同じIPアドレスで別のホストのキーが登録されていない事。

なので、一般ユーザアカウントの追加して、
  adduser -m -C user1  ← user1 を追加
  passwd user1         ← user1 のパスワードを設定

そのユーザが su して root に成れるように設定する。
  usermod -G wheel user1  ← user1 を wheel グループ( root のグループ)に追加


ここまででリモートからの作業が出来る様になった。
この後は作業の利便性を上げる設定を色々する。
ftp のログイン作業を楽にするためのファイルを作成
~/.netrc
machine ftp.jp.netbsd.org
login anonymous       ←匿名ログインではユーザ名をanonymousにする。
passwd tadpole@なんちゃら  ← 匿名ログインではパスワードをメールアドレスにすると言う事になってる。実際は何でも可


  chmod 600 ~/.netrc ←※オーナー以外でアクセス出来ない様にしておく



とりあえずこれ位やっとく、以上


おまけ: uname -a はこんな感じ